瓦棒とは、金属系屋根材で施工される屋根・縦葺きの一つです。
瓦棒で葺かれた屋根を瓦棒葺き、その屋根を指して瓦棒屋根と呼びます。
棟から軒先まで一枚の金属板を使用する為、緩勾配の屋根に施工でき、雨仕舞も良いです。
また、加工性に優れ、あらゆる形の屋根に対応する事ができるのも特徴と言えます。
且つ、予算も抑える事ができます。
心木を入れる瓦棒、心木を必要としない三晃式瓦棒や丸馳(まるはぜ)瓦棒等があります。
特殊なものになると湾曲瓦棒というアーチ状の屋根に施工できるものや、フットロック瓦棒と呼ばれるものも登場しています。
しかし、どの瓦棒をとっても屋根面に沿って施工される為、屋根材が受けた熱や音を室内にダイレクトに伝えてしまいます。
断熱や防音(雨音等)の対策をとると良いです。
また、よく結露を起こすので防水紙のランクをいいものにすると尚良いです。
ケレン洗浄まで完了しているので、錆び止めを塗装します。
使用するさび止めは日本ペイントハイポン20デクロです。
ハイポン20デクロとは
ハイポン２０デクロは、防錆力、密着性に優れた、「エポキシ樹脂塗料は２種ケレンではぬれないもの」という常識をくつがえした、２液型（主剤１７：３硬化剤）の変性エポキシ錆止め下塗り塗料です。
可とう性（塗膜柔軟効果）を有しており、付着性にすぐれます。腐食性物質の塩分（塩素イオン）をキャッチして、海塩粒子の悪影響から鉄を保護します。
かなり古い建物なので屋根に穴が開いているところが有り、そこを塞いでいきます。
アルミ防水テープを二重に貼ります。
アルミ防水テープを貼ったら今度は密着を良くするために、防水テープにプライマーを塗ります。
使用した塗料は、関西ペイントニュー密着バインダーです。
ニュー密着バインダーとは
ニュー密着バインダーは、幅広い素材と多種類の上塗塗料に対応できる塗料密着剤です。 素材との電位差を作ることのできるアクリルレジンを採用し一液でブリッジさせる反応基の 開発により素材にアンカー作用がなくても高い密着性を得ることが出来ます。
この後中塗り、上塗りの順で仕上げていきます。
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