錆び止め塗料とは?役割と必要性


錆び止め塗料とは?

錆止め塗料とは、金属の腐食を防ぐために表面に塗布する塗料で、防錆(ぼうせい)塗料、防銹(ぼうしゅう)塗料、さび止めペイントとも言われます。 錆止め塗料を塗ることで表面に塗膜を形成し、サビの原因となる空気や水を遮断することでサビの侵食を防ぐことができます。  

サビが発生するメカニズム

サビとは、酸化還元反応により金属表面が電子を失ってイオン化し、酸素や水と化合して生成された腐食物のことです。 もう少し詳しく説明すると、金属原子は、プラスの電気をもつ原子核とマイナス電気をもつ電子によって構成され、普段はプラスとマイナスの電気量が互いに打ち消しあい、 電気をおびていない中性の状態を保っています。ところが、空気中に放置したり雨ざらしにしておくと、安定していた状態が崩れて金属表面から電子が失われ、 イオンが酸化物や含水酸化物へと変化し、腐食物として堆積していくのです。  

サビの進行を防ぐには?

錆び止め塗料を塗ることで錆の発生を抑える事が出来ます。錆び止め塗料を使うと何故サビないのか?という点についてですが、錆び止め塗料には、 イオン化傾向の早い防錆顔料が配合されており、これが素地の身代わりとなってサビることで、素地の腐食を防いでいます。 そのため、鉄の防錆に関しては、鉄よりもイオン化傾向が早い、鉛系やクロム系の顔料を含んだ塗料が適しています。しかし、近年では、健康や環境への配慮から、 鉛系やクロム系の顔料を使用した商品が減少傾向にあります。  

防錆塗料の注意点

現在、高品質な錆び止め塗料が数多く販売されていますが、その性能を存分に活かすためには、塗装前のケレンと清掃が大切になります。 ケレンとは、塗装面の汚れやサビ、旧塗膜などを落とし、素地をならして塗料との密着をよくする作業のことです。 通常、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使い、素地の表面が露出するまで研磨しますが、プロの業者になると、空気圧や水圧で研掃材を吹き付ける、 ブラスト機器が用いられています。ケレンに加えて、下地素材や素地の状態、環境に合わせて錆び止め塗料を選択することも重要です。 近年、主流となっているエポキシ樹脂系の塗料は、金属への密着性に優れているほか、防錆性や耐摩耗性も高いことが特徴です。  

錆止め塗料の役割と必要性まとめ

鉄をサビから守る為には、適切な下地処理と錆止め塗装で定期的な塗り替えにより表面を保護することが最善の解決策です。 錆止めの効果は時間の経過ととも低下していくもので永久に持続することはありません。 金属を含まない部位にも雨や風の影響によって移るもらいサビが発生することもありますので、海浜部など飛来塩分量が多い住まいではとくに注意が必要です。 防錆塗料の塗り替え時期は3年~5年、塗装の塗膜劣化の前兆として、光沢の消失がみられたりチョーキング現象が起こりますので、色褪せてみえたり、 触って粉が手に付着するようなら劣化が進行しているといえますので塗り替え塗装を実施する目安にしてみてください。

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