屋上防水の種類と防水工事が必要な劣化症状をご紹介します!


屋上防水工事は、定期的に行わなくてはなりませんが、実は屋上防水にも様々な種類があります。
外壁や屋上など、日頃から雨風にさらされる箇所には、その都度適切な防水工事が非常に大切です。
今回は、屋上防水の種類や防水工事が必要な劣化症状、防水効果を長持ちさせる方法について詳しくご紹介します。

□屋上防水の種類をご紹介!

屋上防水には、大きく分けて以下の3つの種類が存在します。
・シート防水
・ウレタン防水
・アスファルト防水

 

シート防水は、塩化ビニルやゴムのような素材でできた防水シートを、接着剤や機械を用いて張りつけ、防水層を形成する方法です。

 

シートを張りつける施工法のため、塗装を行うよりも均一でムラが出にくいメリットがあり、他の方法と比べて工期が短くて済みます。
加えて、前回の施工方法によらず、どのような下地状態であっても一定の防水機能をもたらしてくれる点も特徴です。

 

一方で、下地の凹凸が激しい場合や複雑な形の屋根に対しての施工には向いていないため、注意しましょう。

 

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を屋根に塗り重ね、防水層を形成する方法です。

 

シート防水と大きく違う点は、やはり複雑な形状の屋根や凹凸が激しい屋根に対して施工しやすいという部分でしょう。
シート防水やアスファルト防水と比較して安価で、工期も比較的短めなため、重宝される方法だといえます。

 

しかし、ウレタン防水は下地の影響を受けやすいというデメリットもあり、施工前に下地の汚れや破損を修繕しておく必要があります。

 

アスファルト防水は、合成繊維不織布という素材でできたシートに、溶かして液状にしたアスファルトをしみ込ませて張りつけることで防水層を形成する方法です。

 

シート防水やウレタン防水と比較して、非常に耐久性が高い点が特徴で、頻繁にメンテナンスを行えない環境や、面積が広い屋上などで用いられます。
耐久性が高い分、費用は高くなる傾向にあることを覚えておきましょう。

□屋上防水工事が必要な劣化症状とは?

1.色褪せ
屋上に防水工事を行ってからしばらく経つと、経年劣化によって塗装面が色褪せてくることがあります。

屋根・屋上は、建物全体で見て最も雨風の影響を受けやすい部分であると同時に、紫外線の影響も強く受ける場所です。
色褪せが著しい場合は、劣化しているとみて間違いありません。

 

防水塗装が劣化すると、当然防水効果がなくなってしまい、内部に水が浸入してしまいます。
それに加えて、屋根から苔が生えたり、汚れがたまったりしてしまい、屋根材そのものが劣化してしまう可能性があるため、速やかな修繕が必要です。

 

2.ひび割れ
屋上の防水加工のひび割れには複数の原因が考えられます。

 

1つ目は、アスファルト防水の「おさえコンクリート」の劣化です。
おさえコンクリートとは、防水層の劣化を抑制するために上から打ち付けるコンクリートのことを指します。

一見すると重要に感じますが、防水層がおさえコンクリートの下にあるため、防水効果に直接的には影響しません。

 

2つ目は、ウレタン防水のひび割れです。
ウレタン防水のひび割れも、紫外線や雨水などの影響を受けることで起こりますが、こちらは防水層に直接的な影響を及ぼすため、特に注意する必要があります。

その他、施工時の乾燥時間不足によってもひび割れが発生する恐れがあるため、併せて注意するようにしましょう。

 

3.剥がれや膨れ
ウレタン防水やシート防水などの施工が、雨風や紫外線の影響を受け、剥がれてしまったり収縮してしまったりする症状です。

施工不良による劣化や経年による劣化など、剥がれの原因は多岐に渡りますが、こうして塗装やシートが損傷してしまうと、その部分から水漏れが発生する恐れがあるため注意が必要です。

 

膨れが生じるのは、経年で少しずつ防水層に入り込んだ水分が、太陽からの熱によって防水層の中で膨らむためです。
膨れが発生しただけでは、すぐに水漏れに繋がることは少ないですが、耐久性が低下しているのは自明なため見つけ次第補修すると良いでしょう。

□防水効果を長持ちさせるためのポイントとは?

屋上の防水効果を長持ちさせるためには、以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
・排水溝の掃除
・屋根の色変化に注目しておく

 

まずは、排水溝の掃除を定期的に行うことです。
屋根で受けた雨水は排水溝に流れていくため、排水溝が詰まっていると水たまりができてしまいます。
その部分から防水層が劣化してしまうため、日頃から定期的に排水溝を掃除することが大切です。

 

また、先ほどもご紹介した通り、屋根の色褪せ・色変化は塗り替えをすべきサインであるといえます。
特に、防水シートの場合は黒い防水層が透けてしまい、太陽の熱を吸収してしまうため屋根や室内が暑くなってしまうため注意が必要です。

□まとめ

今回は、屋上防水の種類や防水工事が必要な劣化症状についてに加え、防水効果を長持ちさせるポイントについてもご紹介しました。
当社では、埼玉県全域の屋上防水塗装や外壁塗装を行っております。
無料点検・無料お見積もりも行っておりますので、塗装をご検討中の方はぜひお問い合わせください。

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