セメント瓦は陶器瓦より価格が安く製造しやすいため、広く普及しました。
伝統的な粘土瓦のフォルムと同じかたちなので、粘土瓦と見分けにくいです。
粘土瓦とは
粘土瓦とは、粘土(岩石が風化してできた粘性のある土。)を瓦の形状に圧縮成形して乾燥後に1,000~1,250℃程度の高温度で焼成して得られる建築資材です。
現在の粘土瓦には主に陶器(釉薬)瓦といぶし瓦があります。
陶器瓦とは
陶器瓦を釉薬瓦ともいい、粘土瓦の一種です。粘土を瓦の形にかたどったものの上に釉薬(うわ薬)をかけて、窯の中に入れて高温で焼き上げた瓦のことをさします。
瓦表面の釉薬がガラス質になっているため、水が浸透せず、長い年月を経ても美しい状態を保て、メンテナンスの必要がありません。
形は様々で、J形(和形)、F形(平板)、S形等があり、家の形状に合わせて使い分けられます。また、釉薬を替えることにより、色やツヤの出し方を変えることも出来ます。
いぶし瓦とは
陶器瓦と同様粘土瓦の一種ですが、陶器瓦と焼成方法(焼き方)が違い、粘土を瓦の形にかたどったあと、何もかけずに窯の中に入れて焼き、
そのあと“むし焼き”(燻化工程)にして瓦の表面に炭素膜を形成させ、瓦全体(裏も表も)が渋い銀色をした瓦ができあがります。
陶器瓦と同様形は様々で、J形、F形、S形等があり、特にJ形が多く本葺き瓦(J形の前身)も多く使われています。
日本建築のお城や社寺の屋根に多く使われ、深い味わいを醸し出しています。 ただ、表面の炭素膜が年月の経過と共に剥がれ落ち、変色していきます。
また、水が浸透しやすく塩分を含んだ水(海水等)による塩害、寒さによる凍害等が起きることがあります
今回施工するするセメント瓦は、ひび割れや釘が浮いている箇所があり
塗装前に補修します。
洗浄前 洗浄後
割れカ所 シーリング補修
釘浮き部分 釘打ち込み
釘の頭にシリコンが施工されていて、取れかかっているので全て除去してから
シリコーンカバーNBを施工します。
シャープ化学シリコーンカバーNBとは
- シリコンシーラントの表面は塗料を弾き、塗装には不向きなシーリング剤です。
施工されてしまった場合に、その対応として使用して頂くプライマーで、シーラント部分に充填し、塗料の密着を向上させます。
油性・水性塗料対応。ノンブリードタイプ。
シリコーンカバーNB充填後(白い部分)
この後塗装していきます。
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