太田市現場から


今回のお宅の屋根は、塩ビ鋼板です。

塩ビ鋼板とは

塩ビ鋼板とは、原板に溶融亜鉛めっき鋼板等の表面処理鋼板を使用し鋼板の強靭さと優れた加工性に加え、表面に耐久性、加工性、デザイン性、印刷性、接着性、耐薬品性、難燃性・自己消炎性、耐摩耗性、電気絶縁性、経済性等を併せ持つポリ塩化ビニル樹脂をコーティングした鋼板です。

今回はこの塩ビ鋼板の屋根の塗装を行います。が、この塩ビ鋼板はただ塗装すればいいというわけでわ無く

専用の下塗り材を塗装しないとブリードすることが有ります。

ブリードとは

ブリードとは、可塑剤などの配合成分が表面ににじみ出ることをいいます。ブリード物は、上に塗装した場合に、塗膜を溶かしたり、シワを発生させたり、べたつきで汚れを生じさせます。

可塑剤とは

可塑剤とは、ある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のことです。
可塑剤は主に、塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックを軟らかくするために用いられ、そのほとんどが酸とアルコールから合成される化合物(一般にエステルといわれるもの)です。
可塑剤に使用される酸には、フタル酸、トリメリット酸、アジピン酸などがあります。また、アルコールはオクタノール、イソノナノール、高級混合アルコールなどが主なものです。
これらの酸とアルコールを様々に組み合わせることで、多種多様な可塑剤が作られています。

なので今回の塗装工事で使用する下塗り材は、SK化研(ビニタイトプライマー)を使用しました。

ビニタイトプライマーとは

特長

密着性
強靭な塗膜を形成し、塩ビ鋼板下地と強力に密着します。
低汚染性
塗膜汚染の原因となる塩ビ鋼板に含まれる可塑剤の塗膜表面への移行を抑制するため、長期にわたり美観を維持します。
耐久性
ビニタイトプライマーとウレタン樹脂、シリコン樹脂、ふっ素樹脂を採用した各種上塗材と組み合わせた工法は、強靭な塗膜を形成し、酸性雨や紫外線に対して優れた抵抗性を示します。

この後中塗り、上塗りの手順で塗装していきます。

仕上げの塗料はSK化研のクールタイトシリコンです。

クールタイトシリコンとは

特長

­太陽光線の中で、放射熱エネルギーの強い近赤外領域を反射し、優れた遮熱性能を実現します。
­低汚染機能を発揮し、汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぎ、長期に亘って高い遮熱性を維持します。
­架橋構造を持つ塗膜は、強靭で、優れた耐薬品性・耐候性・耐久性を示します。
防かび、防藻性に優れています。

本日は中塗りまでです。

 

施工実績

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