2019.12.14
埼玉県熊谷市現場から
今日は埼玉県熊谷市の現場です。この現場の屋根はガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板は、アルミ亜鉛合金めっき鋼板のことで、アルミニウム、亜鉛、シリコンから造られています。(アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%:質量比)
アルミニウムの特徴である熱反射性・耐熱性・加工性・耐食性・防水性・重量性と、亜鉛の特徴である犠牲防食作用(※1)により耐久性にとても優れています。
そのため、雪や雨が多い地域、沿岸沿いの家にも適しています。
デザインや色も豊富で特にシンプルなデザインやモダンなデザインをお好みの方にとても人気です。一方で、トタン小屋や倉庫のようだと思われる方もいるため、好き嫌いがはっきりしています。
種類としては、熱を反射するもの、つやをおさえた質感のもの、汚れが付きにくいものなど、デザインや色も種類豊富です。ガルバリウム鋼板は、『ガルバ』と略称されることが多く、『ガルバリウム』と呼称されることもあります。
※1 犠牲防食作用とは、亜鉛めっきにキズがつき素地の鉄(鋼板部分)が露出したとしても、キズがついた周囲の亜鉛が鉄より先に溶けだすため、鉄(鋼板部分)が腐食しにくい作用です。
ガルバリウム鋼板にはメッキが施されており、このメッキこそがガルバリウム鋼板がサビに強い理由の一つです。ツルツルしたメッキが表面を酸化させ薄い膜を作り、サビの進行を妨げています。ですが、このツルツルした表面が塗り替えを難しくしている原因でもあるのです。通常表面がツルツルしていると、その上から塗料を密着させることは出来ません。
ガルバリウム鋼板を塗り替える際は、密着力の強い塗料で塗り替えを行うことが通常ですので、きちんと確認が必要です
今回使用した下塗り材は日本ペイント(ハイポン20デクロ)です。
この塗料は2成分型強溶剤エポキシ塗料です。特徴は非常に密着力が高いことです。
ガルバリウム鋼板の屋根のため密着力の強さは特に気おつけなければならないポイントです。
下塗りをよく乾燥させたら次は中塗り、上塗りの順で仕上げていきます。
当社は塗り残しを防ぐため中塗り、上塗りを色を変えて塗装します。
ガルバリウム鋼板の塗装工事は
埼玉県比企郡川島町中山1130-8
株式会社鯉渕塗装工業
お見積り、相談質問は無料ですので
フリーダイヤル0120-988-634までお気軽にご連絡ください。
mail koibuchitosou@ybb.ne.jp