2023.11.5
外壁のヒビが気になる方へ!種類別の原因と自分でできる修理方法をご紹介!
外壁のひび割れは劣化の合図とも言われるほど、ひび割れと内部の構造は密接に関係しています。
そのため、ひび割れが発生した場合はできるだけ早く業者に修理を依頼することが先決でしょう。
今回は主に、外壁のひび割れの原因をひび割れの種類別に解説しますので、ひび割れの原因が気になる方はぜひご一読ください。
□外壁のひび割れの原因を種類別にご紹介!
外壁のひび割れは「クラック」と呼ばれており、状態や原因によってさまざまな種類があります。
*ヘアクラック
ヘアクラックは、外壁塗装の塗膜に発生する幅0.3ミリメートル以下のひび割れのことを指し、髪の毛と同じくらいの厚みのひび割れであることからその名がつけられました。
ヘアクラックの原因は主に、塗膜の経年劣化です。
塗膜が経年劣化することで、壁材の膨張と収縮に耐えられなくなり、次第にひび割れ始めます。
また、外壁塗装の際に下塗りの乾燥が不十分であったり、適切でない塗料の重ね方をしたりするとヘアクラックが発生しやすくなるため、注意が必要です。
*乾燥クラック
乾燥クラックは、モルタルの壁材が乾燥する際に水分が蒸発し、収縮することで起こるひび割れで、クラックの幅が狭いことが特徴です。
モルタルのような壁材は乾燥する際に収縮を起こし、一緒に収縮された塗料がひび割れることで、乾燥クラックになるのです。
*構造クラック
構造クラックとは、建物の構造に問題がある場合や地盤沈下により起こるひび割れです。
ひび割れの幅が広く、深さもあるため、建物の強度が大きく下がっていることを意味します。
構造クラックの原因は、構造的な問題だけではなく、地盤沈下や地震などの強い衝撃による歪みによっても発生します。
□外壁のヒビを自分で修理するには?
外壁のひび割れを自分で修繕したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、基本的には幅が1ミリメートルを超えるものについては建物そのものの構造に影響が出ている可能性があるため、おすすめしません。
一方、ヘアクラックのような幅の小さいひびに関しては、応急処置を行うことも可能です。
主な補修方法として、微細なセメントの粉をひび割れに塗布し、適量な水分を加えることで定着させる方法があります。
セメントチョークを手で塗り込むチョーク式、セメントの粉を噴射して定着させるスプレー式の2つの方法があるため、覚えておきましょう。
□まとめ
今回は、外壁のひび割れが気になる方に向けて、種類別の原因と自分でできる簡単な修理方法についてご紹介しました。
ご紹介した通り、よっぽど小さなひびでなければ業者に依頼して修理することをおすすめします。
小さなひび割れに関して、どうしても気になる場合は修理を試してみると良いでしょう。