外壁のひび割れの種類と原因とは?外壁材別の補修方法もご紹介します!


外壁材は、雨風や紫外線の影響をじかに受け続けるため、時間が経つにつれて劣化してしまいます。
その際、補修方法を事前に把握できていると、いざというときに補修が行いやすくなります。
今回は、外壁のひび割れの種類と原因、またその補修方法についてご紹介します。

□外壁のひび割れの種類と原因とは?

外壁に発生するひび割れには、「塗膜に発生するもの」と「外壁材にできたひび割れが塗膜のひび割れとして現れたもの」の2種類があります。

ひび割れの種類は以下の通りです。

・ヘアークラック
・乾燥クラック
・構造クラック
・縁切りクラック

ヘアークラックとは、幅0.3ミリメートル以下の細いひび割れのことを指します。
塗膜の経年劣化や塗膜の乾燥時間が不適切だった場合に発生するひび割れです。

外壁材の乾燥過程で発生する乾燥クラックも、ひび割れの一つです。
モルタルのように湿式工法で着工される外壁材は、その乾燥過程で水分の蒸発により収縮が起こり、それが原因となってひび割れが発生します。
モルタルは、セメント、骨材、水を練り混ぜて作った外壁材料のことを言い、ペースト状で施工性が良いため、仕上げ材や目地材としてよく用いられています。

構造クラックは、主に建物の構造的な欠陥から発生するひび割れです。
歪んだ力が外壁材に働いて、ひび割れにつながります。

縁切りクラックは、モルタルのように新旧の塗り次ぎ面に発生するひび割れのことを言います。
部分的にやり直したり、途中で作業をやめたりすると、このひび割れが発生してしまうのです。

□ひび割れの補修方法を外壁材別にご紹介!

ここでは、ひび割れの補修方法を外壁材別にご紹介します。

*窯業系サイディング

窯業系サイディングは、おしゃれな外観を演出でき、多くの住宅で採用されている外壁です。

ビス周辺のひび割れ、外壁材のひび割れが見られる場合は、シーリング材の刷り込みや新しい外壁材のカバーや板の交換を行います。
こうした作業は基本的に業者に依頼すべきですが、シーリング材による補修に関してはDIYでも行えます。

また、シーリング材のひび割れに対しては、シーリング材の打ち替え工事を行う必要があります。

*ALC壁

ALC壁は「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるコンクリートの一種で、高機能の外壁材です。
このひび割れに関してはシーリング材の擦り込み、微弾性フィラーの擦り込み、Uカットシーリング工法などで対応します。

□まとめ

今回は、外壁のひび割れの種類や原因と、ひび割れの外壁材別の補修方法をご紹介しました。
ご紹介したように、外壁のひび割れは経年とともにどうしても発生してしまうため、少しでもひび割れが見つかったら放置せず、正しい方法で処置を行うことをおすすめします。

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