屋根塗装は雨漏りを防げる?屋根塗装の役割についてご紹介します!


大雨や台風の時などに雨漏りが発生して困っている方もいらっしゃるでしょう。
そんな発生してしまった雨漏りには、塗り替え塗装で直るという話を聞いたことはあるでしょうか。
今回は、屋根の塗装で雨漏りはが防げるのかどうか、そして屋根塗装の正しい役割とは何かについてご紹介します。

□屋根塗装で雨漏りは防げるの?

結論からご紹介すると、屋根塗装は、基本的に雨漏りを防げません。
屋根塗装を行っても、台風やゲリラ豪雨の後に雨漏りしてしまったというケースも少なくありません。
では、なぜ屋根塗装を行っているのに、雨漏りは防げないのでしょうか。

 

外壁は塗装することで雨漏りを防げるのに、屋根塗装では雨漏りを防げないとなると納得いかない方もいらっしゃるでしょう。
ここからは屋根の構造と、屋根塗装で雨漏りを防げない理由についてご紹介します。

 

屋根塗装で雨漏りを防げない原因は、屋根の構造がポイントになります。
屋根の瓦やスレートは、雨水が屋根の下に排水されるように隙間を開けて配置されており、屋根の下には雨水を弾く防水シートが設けられています。
屋根に直接塗装しても、実際に雨水を弾いているのは防水シートなので、屋根塗装をしても意味がありません。
雨水を弾く防水シートをどうにかしなければ、屋根の雨漏りは改善されないのです。

 

また、屋根塗装をした場合、屋根塗装で瓦やスレートの排水路を塞いでしまい雨水が排水されず、雨漏りがしてしまう場合が多いです。
この場合は、「縁切り」と言う方法で、隙間を防いでいる塗料を切り落とすと補修が完了されます。

 

屋根の雨漏りを防ぐためには、屋根塗装ではなく、カバー工法や葺き替えがおすすめです。
加えて、雨漏りの予防には、伸縮性の高い弾性塗料である防水塗料を使用することをおすすめします。
他の塗装に比べてよく伸びるため、ひび割れしにくい傾向がありますが、耐用年数が5〜10年と比較的短いため定期的にメンテナンスすることが大切です。

□屋根塗装の正しい役割とは?

前述したように屋根塗装では雨漏りを防げないため、塗装は雨漏りを補修するための施工ではありません。
とは言え、屋根塗装には正しい役割があります。
では、その正しい役割とは何が挙げられるのでしょうか。

 

1つ目は、屋根に使われる素材の保護です。
種類によりますが、全ての屋根材が雨に強いわけではなく、最も屋根に使われるセメント瓦やスレートは水を弾かない素材です。

 

また、屋根は日頃から紫外線にさらされている状況下にあるため、徐々に劣化していきます。
紫外線によって色褪せるなどの劣化のほかに、雨や風の影響も受けています。
このような屋根材を保護し劣化を防ぐために、屋根塗装が効果的です。

 

2つ目は、外観の美しさを保つためです。
近隣住民が1番目にする外観はとても重要で、屋根が汚れていることで住宅にマイナスなイメージを与えてしまいます。
例えば、屋根塗装が劣化すると、色褪せたり、コケやカビが発生しやすくなったりします。
コケやカビなどの汚れは、人々に良い印象を与えられないだけではなく、生活のモチベーションが下がる可能性もあります。

 

屋根の劣化や汚れを美しく改善でき、コケやカビの発生を抑える役割があるため、屋根塗装を行うことをおすすめします。

 

3つ目は、塗料に含まれるさまざまな効果を付加するためです。
特に、日光を効率よく反射し表面温度を下げられる遮熱機能は、屋根塗装との相性が良く効果的です。
また、雨水で付着した汚れを洗い流せるセルフクリーニング機能も、お手入れを楽にしつつ外観を美しく保てる機能です。
屋根の機能面や美しく保つ以外に、室温の温度を下げる効果も挙げられます。

 

屋根塗装を行うことで、外観が美しくなったり、屋根材の劣化を遅らせたりする効果があるので屋根塗装をすることは無駄ではありません。
ただし、雨漏りを補修したいと言う目的であれば、効果は見られないのでおすすめできません。

□屋根塗装が必要なタイミングはいつ?

屋根材が劣化してひび割れや穴開きが発生してしまうことが、雨漏りのリスクです。
そのため、屋根塗装で屋根材を保護し、雨漏れのリスクを防ぐ必要があります。

 

よく使われる素材であるスレートやセメント瓦、ガルバリウム鋼板などは、約10年ごとが屋根塗装の目安です。
ただし、瓦屋根の場合は先ほどご紹介した通り、塗装すると逆に雨漏りしやすくなるため、屋根塗装はしないようにしましょう。

 

屋根塗装は、腐食による穴開き、雨漏りを防ぐことにつながります。
住宅の屋根に使われている塗料の種類を確認し、適切に定期的なメンテナンスすることで、美しい状態で家の寿命を延ばしましょう。

□まとめ

今回は、雨漏りは塗り替え塗装で直るのかという疑問について解説しました。
実際とは異なる認識で間違った補修をしないためにも、塗装会社に相談して補修するようにしましょう。
当社は、国土交通省登録団体の会員であり埼玉県知事許可の塗装会社として安心してご依頼いただけますので、お気軽にご相談ください。

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