戸袋(とぶくろ)とは、引き戸において、戸を開けたときに戸が複数枚収納される場所のことです。部屋の外側からも内側からも戸をあけた状態では戸が見えない、名前のとおり戸の収納枚数分の厚みの幅を持ったの袋状であることが多いが、部屋の内側からは戸が見える簡易なものもあります。引き戸と同じ仕組みの窓をあけたときの収納場所も戸袋といいます。日本の住宅ではしばしば見かけますが、雨戸がない海外ではあまり見られません。旧来の戸袋は、戸袋から戸を引き出す部分がちょうど鳥の出入り口となるような構造になっているため、長いこと雨戸を開けないでいると、鳥が戸袋を巣箱として利用する場合があります。