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中塗りと上塗りで色を変えるのは手抜きか?

  • 2020.06.30
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中塗りと上塗りで色を変えるのは手抜きか?


インターネットで(中塗りと上塗りで色を変えて塗る業者は手抜きです)というページを見たけど本当ですか?

というお問い合わせがあり、そのページを見ましたのでご説明いたします。

内容は以下の通りです。一つずつお答えします。

 

①インターネットの内容

色変えをすることで、中塗りと上塗りの付着が悪くなることがあり、耐久性が悪くなります。また、色変えのために中塗りに使う塗料に顔料を混ぜて色を作ったりすると、塗料が持つ本来の性能が落ちるので、耐久性が悪くなります。

 

殆どの塗料は、赤、黄、黒、青、白色の原色が有ります。それを調合して中塗り色を作るので、塗料メーカーさんから出荷される塗料と品質、性能は変わりません。ただし顔料(着色専用の塗料というものがあり、それ単体では塗装できません)を使用して作られた塗料は、若干耐久性は落ちます。当社では顔料による調合は行っておりません。

クリーンマイルドシリコンの白と黒

クリーンマイルドシリコンの赤と黄    (オーカ)は黄色系の色です

これはクリーンマイルドシリコンという塗料ですが、このようにほとんどの塗料で赤、黄、黒、青、白色の原色が有ります。

 

 

②インターネットの内容

チョーキング現象などの劣化が始まってくると、表面の塗料が落ちて中の色が出てくることがあります。

同じ色で塗装していれば、中の色が出てきても目立つことはありませんが、色変えしているとムラになってしまいます。

 

厳密に言うと上塗りがチョーキングして無くなれば、中塗りの色が出てきます。しかし、色を変えるといっても上塗りの色よりワントーン薄く(色により濃くする場合もあります)する程度なのでムラが目立つということはございません。

それよりも上塗りがチョーキングして無なり、中塗りの色が出てくるということは相当な年月が経過して、塗り替え時期のタイミングがとっくに過ぎているということです。ムラを気にする前に耐久性を気にされたほうが良いと思います。(気にするほどのムラにはならないと思いますが)

 

 

 

③インターネットの内容

通常中塗りと上塗りは同じものを塗装するためロスが少ないですが、中塗りと上塗りを別の色にする場合、それぞれ色を注文する必要があるので、材料代+廃棄代が別途必要になります。

例えば中塗り上塗りと同じ色で2回塗るのに材料5缶必要するとします。中塗り上塗り単純に2.5缶づつです。

これを中塗り上塗りを違う色で塗装する場合2.5缶とは注文できませんので、中塗り材3缶、上塗り材3缶必要になり、合計6缶の発注となります。同じ色で塗れば5缶。色を変えれば6缶必要。

 

当社では中塗りは、上塗り塗料に白色を調合して少し薄い色(少し濃くする場合は黒などを調合します)を作り、それを中塗り塗料とします。上塗り色1キロに対して白色を100グラム混ぜるといった感じです。通常塗料は小分けして使用しますので、その都度調合して作ります。なので色を変えても変えなくても塗料のロスは殆ど変わりません。

 

などといった(耐久性が落ちる)(剥がれやすくなる)(余計なコストがかかる)(美観が悪くなる)という内容でした。

このようなことは御座いません。

私は経営者であり職人でもあります。

今まで数多くの職人さんの仕事を見てきました。その中で多い塗装の仕方を説明します。

一般には中塗り、上塗りは同じ色の塗料で塗装します。

中塗りは時間をかけ丁寧に塗装し、上塗りは短時間で塗り終わらせます。

分かりやすく言うと、中塗りは塗装に1日掛かり使用した塗料は2缶だとします。

通常上塗りも中塗りと同じかそれ以上の時間が掛かります。でも実際は上塗りは半日で塗り終わり,使用した塗料は1缶。

実は上塗りの工程が一番利益が出たりするのです。なぜならば、通常下塗りは白かクリヤー(クリヤーは塗ると艶が出ます)です。

なので雑に塗装すると塗り残しが発生し、お客さんが見てもわかってしまいます。中塗りも同様に、下塗り色の白色(又は艶のあるクリヤー)から

お客さんの指定した色になるため、塗り残しが有るとわかってしまいます。そのため下塗り、中塗りまでは丁寧に塗装します。

問題は上塗りです。中塗りと同じ色で塗装するということは、塗らなくても塗ったと言い張れば塗ったことになってしまいます。

職人さんの隣で付きっ切りで見ていれば別ですけれど。ここまで豪快な手抜きはしないまでも、上塗りはササっと塗ってしまう業者さんが多いです。

なので上塗りの工程は利益が出るということです。色を変えて塗装すると手間も塗料も多く掛かるからやりたがらないということです。

このような仕事をする業者さんがかなり多いです。同じ色で塗り重ねるということは、丁寧に塗装しても、雑に塗装しても

素人目には違いは分からないです。塗装で重要なことは塗膜の厚みです。今説明したような雑な塗装法だと塗膜が薄くなり本来の塗料の性能を発揮できません。

(色を変えて塗装する業者は危険です)と言う業者は、今説明したような粗悪な塗装をする可能性がかなり高いので気をつけてください。

またそのような業者さんに無理に色を変える施工をさせると、技術が未熟な為塗り残しが多数発生し、悲惨な仕上がりになる恐れが有りますので気おつけてください。

 

当社では公共工事でも採用されているように、中塗りと上塗りで色を変えて塗装いたします。

但し、あくまでも当社標準の施工方法ですので、中塗りと上塗りを同じ色で塗装したい場合はお申し付けください。ご要望に応じた施工をいたします。

 

 

 

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